親会社(取引先)に税務調査が入った場合、次はあなたかもしれない

埼玉県、川越市で税理士をしています。佐々木です。

税務調査は4・15まで控えることが決まりました。

ただ、税理士との契約がなく、自己流で申告している普通の人については調査が続いています。

税務調査の基本 外注費

親会社(取引先)に税務調査が入った場合、必ず見るのが外注費の支払い記録です。

仕入れになっているケースもありますが、おおよその会社では、外注費で計上していることと思います。

外注費の帳簿と預金記録は良くチェックします。また、チェックするだけでなく、コピーを取って持って帰ることも多いです。

これはなぜでしょうか?

外注費の記録のコピーを取る意味

調査会社の帳簿の中で、架空人件費や前期の経費であったもの、期末で出来上がっていない仕掛工事に従事していた外注費がないかをチェックするのに使います。

しかし、これはもしかしたらあなたにも関わりあることかもしれません。

建設業に調査が入った場合、芋づる式に関係先・取引先に調査が入ることがありますが、これは親会社の調査で得た情報を元に下請け業者の申告状況をチェックしているのです。

芋ずる式に無申告はバレる

良くあるのが、無申告であることが発覚するケースです。

税金は、道路や病院など、社会の基礎を支えるために使われている大切なものだと私は考えています。しかし残念ながら社会人になったばかりの方など、申告方法が分からないばかりに申告していない方などもいらっしゃいました。

税務調査の話が近くで聞かれるような場合には、一人で悩まず、税理士事務所にご相談ください。BESTな方法を一緒に模索しませんか?