78月の税務調査は交渉がタフ
今年の梅雨は雨が多いですね。今日から7月です。
川越で税理士をしています。佐々木です。うちの事務所はスポット業務の調査を受け入れる珍しい事務所です。
建設業の調査の実績が多いのですが、なぜか風のウワサを聞いて「***業だけど調査対応お願いできますか?」という言葉をいただくこともあります。
7・8月の調査はタフ
さて、本題です。なぜ7・8月の調査はタフかというお話しをします。税務署は7月上旬に人事異動の時期を迎え、ここから1年間グループを組んで仕事をします。調査を担当するグループは、リーダーと複数人の部下の元、1年間の調査スケジュールをこなします。7.8月に調査の依頼が入る方は、すでに春くらいから、調査対象候補として、ランクインしています。数か月前からマークされていたと考えるべきでしょう。どうやって調査対象に選ばれてしまうのか・・・、については長くなるので割愛します。(そのうちに記事にすることもあるかと思います。)
ただ7月から新体制で「ヨーイドン」で調査が始まるのでみんな税務署の方々は意気込んで調査にいかれます。ですので、なかなか意見調整が進まずタフな交渉がが必要になります。
7.8月からの調査は9月が終了の目安
7.8月からスタートする調査は、早く終了する調査もあれば、時間がかかってなかなか終わらないものもあります。ただし9月末でいったんの〆期間として内部で報告するそうです。
調査期間は解決までどのくらいが標準?
調査について3か月を一つの目安にしていただければと思います。
1.2か月以内に終われば、スピード解決・3か月ですとおおよそ標準・6か月以上かかると税務署内でも遅いという評価になります。
調査の日程調整の電話がかかってきてからすでに勝負は始まっている
調査の日程調整について、割と強引に日程を組んでくる調査官もいます。ただ、調査官のごり押ししてくるタイプの人に負けてしまう人もいます。
調査は電話がかかってきたら、法律上断ることはできません。ですが、調査日程のすり合わせについては、仕事の状況もあるので、協調して決められるべき事項です。電話がかかってきてしまったら、周りに相談して税理士を探すことをお勧めします。